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メキシコの珍味エスカモール 「メキシコのキャビア」はアリのさなぎ

すこし前に無印良品がコオロギせんべいを発売して大きな話題を集めました。昆虫食がここまで身近になったのかと驚いた人も多かったようです。海外には古くから昆虫を食べる民族がいます。メキシコには「メキシコのキャビア」と呼ばれる珍味「エスカモール」があります。

ぱっと見が魚卵に似ていることから「メキシコのキャビア」として知られているエスカモールは、メキシコとアメリカ南部の半乾燥地域に生息するLiometopum apiculatumとL. occidentaleの2種類のアリの幼虫と蛹を指します。

その起源は、数百年前のアステカの時代までさかのぼることができます。当時、昆虫を食料として消費することは非常に一般的でした。アステカ族はオトミ族などの遊牧民族からエスカモールを調達をしていたようですが、入手は非常に困難で当時から珍味と見なされていました。

メキシコ料理店でのその価格から考えても、現代でもエスカモールは珍味としての地位を維持していると言えるようです。

この「キャビア」は、アリの巣から収穫されます。アリの巣は通常、岩の中や地下に作られており、トウガラシの木やオーク、アガベなどのサボテンや樹木から数メートル離れた場所にあります。エスカモールは、2月から4月の10〜12週間だけ見つけることができますが、天候は大きく左右されます。一般的にはシーズン中に3〜5回卵を産み落とします。

エスカモールハンターはアリの巣を発見すると、トラベキュラ(アリの成虫が産卵して卵を世話する構造体)を探します。しかし、すべてを採集してしまうことはせず、今後のために70%程度の採集に抑えるようにします。

しかし残念ながら、すべての収集家が卵を正しく収穫する方法を知っているわけではありません。そのため、アリのコロニー全体が破壊されたり、巣が別の場所に移動してしまったりすることもあるそうです。

 

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採集された「キャビア」は洗った後、白色または象牙色になるまで5分程度軽く調理されます。伝統的なレシピでは、グリーンチリ、細かく刻んだ玉ねぎ、エパゾートの葉と一緒にタコスやトルティーヤにのせて食べます。

気になる味は、バターのような風味と少しナッツのような風味があり、カッテージチーズに似た食感があると言われています。

メキシコ市場でのエスカモールの価格は35ドルから100ドル程度で売られていることが一般的ですが、高級レストランでエスカモール料理を食べようとするともっと高価になるそうです。

なかなか海外旅行に行くのは難しいご時世ですが、機会があったら一度エスカモールを試してみてはいかがでしょうか。