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アート

木工細工で水を表現! 立体木象嵌作家 福田亨氏の作品が超スゴイ

日本の若き木工アーティストが開発した「立体木象嵌」は、着色を一切使わず木の風合いを活かして様々なモノを緻密に表現をする素晴らしい芸術作品です。

日本の木工アーティスト・福田亨氏の作品は、これまでとはまったく別の次元のものだと言っていいでしょう。彼の最新作は、木板に水滴が載っているという非常にシンプルな作品ですが、ネット上で大きな注目を集めています。その「水」は、水にしか見えないのですが、実は木材で表現している「水」なのです。福田さんの作品の中には、こ例外にも驚くべきものがたくさんあります。

北海道を拠点に活動している木工作家、福田亨氏は先週、「木で水滴を彫ってみました」という謎のメッセージをツイートしました。このメッセージに、何万人ものファンが「今度は一体どんな作品なのだろう」と期待を膨らませましたが、彼がアップロードした最新作の写真を見れば、その期待は裏切られなかったことが判ります。

福田さんの写真がTwitterだけで13万件もの「いいね!」を獲得した理由は、このシンプルで印象的な作品を見れば、よくわかります。水滴は驚くほどリアルに表現されており、しかも木材だけで作られているのです。ニスや着色料も一切使用していないと言うのです。

一体どうやって作っているのか疑問に思う人も多いでしょう。「Withnews」というメディアに、「黒檀という、磨くと光沢が出る硬い木の板を23cmほど用意しました。それを1.5mmほど削って、角ばった水滴の輪郭を残しました。その後、その水滴の1つ1つを丁寧に面取りし、目の粗い紙やすりで磨いていきました。最後に、布にワックスを含ませて木の水滴を磨くと光沢が表れて、流れるような感じになるのです。」と語っています。

この水滴の作品だけでも、SNS上で非常に多くの反響がありましたが、作品の完成形ではありませんでした。数日後、この水滴を飲んでいるように見える非常に精密な蝶が追加されたのです。この蝶もすべて木でできており、複雑で細かい羽の模様も木の象眼細工で表現されているのです。

昆虫が大好きだという彼は、蝶を含めて多くの昆虫が彼の作品に取り入れられています。福田さんの作品には、カブトムシやバッタ、クワガタなどがありますが、これらはすべて木だけで作られており、着色もされていません。

福田氏は、高校時代から独自に木象嵌の制作を続けていたそうです。その後、家具メーカーに勤務していましたが、20歳の時に「芸術家になりたい」と決意し、自分の才能を芸術に生かすことに専念してきたといいます。そして彫り込み象嵌でなくてはならない作品をと考え 象嵌を主体とした木彫作品である今の「立体木象嵌」というジャンルに辿り着いたそうです。これは、日本の伝統的な木象嵌(もくぞうがん)を立体作品に応用したもので、木の自然な色や質感を生かしながら、驚くほどリアルな作品を作ることができます。

彼の作品は、生き物をモチーフにその生態や情景を 「木工芸」の技法を通じて表現しています。