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おもしろ話

インドの祭ゴレハバはなんと!牛糞を投げ合うお祭り

海外の人から見たら不思議に思える日本の祭りもあるのでしょうが、世界には奇妙な祭りがあります。

インド南西部に位置するカルナータカ州にある小さな村グンマタプラ(Gummatapura)ではヒンドゥー教のお祝いであるディワリ祭の翌日にゴレハバ(Gorehabba)と呼ばれる祭りを執り行います。このお祭り、なんと参加者が牛糞を投げ合うのです。

スペインのバレンシアには「トマト祭り」として有名なラ・トマティーナがあり、イタリアのピエモンテ州イヴレーアには「オレンジ合戦」があります。そしてインドには「光のフェスティバル」とも言われ、ヒンドゥー教徒にとっては非常に重要な「ディワリ祭」を締めくくる牛糞の戦い「ゴレハバ」があります。

一見奇妙に思えるかもしれませんが、インド文化における牛糞の重要性を理解すれば納得することでしょう。インドでは牛は神聖な生き物であり、日本よりはるかに身近な存在です。化粧品会社が美容製品の原料として使用したり、手作りの民芸品やアート作品、放射線をはじく装置にも牛糞が使用されているのです。 さらには牛糞はコロナウイルスを防ぐことができるとも言われています。

ゴレハバの参加者にとっては、牛の糞を互いに投げつけることは嫌なことではないのです。

グンマタプラ村の「牛糞の戦いの日」は、牛を所有する家からの「弾薬」の収集から始まります。マリーゴールドの花で飾られた牛が引くトラクターに牛糞を積み、地元の寺院に運び、そこで僧侶が祝福の儀式を行います。

祝福された牛糞はグンマタプラの空き地に置かれ、上半身裸の勇敢な参加者たちが「弾薬」を準備するためにそこに駆けつけます。戦いは熾烈なものであり、牛糞はいたるところに飛び散ります。流れ弾に被弾する可能性も十分にあり、写真撮影をするにはかなりの勇気が必要になります。

ゴレハバに参加している若い男性にとって、牛糞を投げたり叩きつけたりすることは楽しみでありとご利益もあるのです。祝福された牛糞に触れるだけで、あらゆる病気を治すことができ、病気にならなくなると信じられています。新型コロナが蔓延しているこのご時世では非常に魅力的なご利益なのです。

この不思議なお祭りの起源については、彼らの祀る神様の一人(BeereshwaraSwamyという神様)が牛糞から生まれたと信じられているところからきているようです。