FunLifeHack
アート

まだ染めてるの?髪のファッションはプリントする時代がくるかも

バルセロナを拠点とするスタイリスト兼ヘアメイクのアレクシス・フェレル氏(Alexis Ferrer)は、人の髪にカラフルなデザインをデジタルプリントする技術を何年もかけて開発してきました。

アレクシス氏が「ヘアプリント」の実験を始めたのは、2012年のこと。ヘアケアブランドのウェラ・プロフェッショナルズから、その年のインターナショナル・トレンド・ビジョン・アワードでのコレクションの解釈を依頼されたことがきっかけでした。その目的は、「通常のヘアドレッサーでは使用されないテクニックを使って革新すること」であり、髪に写真をプリントする試みは、グラフィカルにストーリーを伝えるのに最適な方法だと考えたのです。

この彼の初の試みは、ファッション界で大きな注目を集めました。それ以降、彼はヘアプリントの技術に磨きをかけています。

アレクシス氏がヘアプリントに取り組んだ最初の作品は、映画を題材にし、「シャイニング」やヒッチコックの「サイコ」などのホラー映画の主人公の女性の顔をプリントしたブロンドのヘアエクステンションでした。モデルは髪が顔にかかった状態でショーに登場し、エクステンションはネットで固定され、モデルの動きに合わせて髪が変化するようになっていました。

2017年には、080バルセロナ・ファッションウィークでデザイナーのチェル・マリス氏(Txell Miras)と組んで、輸送用コンテナと漁師からインスピレーションを得たコレクションを発表しました。ひげを生やした漁師のポートレートを長いヘアエクステンションにプリントしたのです。

そして今年初め、アレクシス氏は、最新のヘアプリント技術を披露しました。この技術により、カラフルで鮮やかなデザインを髪にデジタルプリントすることが可能になったのです。そのプロセスは明らかにされていませんが、彼は「職人的なスタイルとテクノロジーの融合」と表現しています。

「ヘアプリントの最初の印象は、正直言って難しかったです。高解像度で良い結果を得るのに2ヶ月かかりました。技術と職人の知識を混ぜ合わせることで、髪の毛にあの素晴らしいパターンを再現することができました」とアレクシス氏はあるインタビューで語っています。

ヘアプリントデザインの最新コレクション「La Favorite」は、「18世紀のフランスのブルジョワジーが使っていた最高の生地」からインスピレーションを得たもので、色とりどりの牡丹や蝶、鳥など、バロック調のさまざまなモチーフが描かれています。

ヘアプリントはまだ一般の商業サービスとしては提供されていませんが、ヘアスタイルやファッション全般において、テクノロジーが可能にするイノベーションの証であることは間違いありません。