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アート

わさお像の原型を作る彫刻家 はしもとみお さんの彫る動物たちがやさしい

「ブサカワ犬」として全国的に有名だった秋田犬の「わさお」がなくなったのは2020年6月。わさおが住んでいた青森県鰺ケ沢町にある「海の駅わんど」にわさおのブロンズ像が設置されることになりました。そのブロンズ像の原型を作ることになったのは三重県に住んでいる彫刻家のはしもとみおさんに決まったそうです。いったいどのような方なのでしょうか。

1980年に兵庫県でうまれたはしもとみおさんは、幼いころから動物好きで、将来の夢は獣医さんだったといいます。しかし1995年に兵庫県を中心に発生した阪神淡路大震災が彼女に大きな転機となりました。震災で動物の命が失われるのを目の当たりにした彼女は、世界観が変わったそうです。「生きている姿を形として残したい。」と、将来の夢が「動物の命」をテーマとする芸術家に変わったのです。

東京の美大に進学し、彫刻を専攻。2005年に東京造形大学を卒業します。さらに2007年愛知県立芸術大学美術研究科彫刻専攻を修了しています。彼女が目指しているのは、あくまでも「生命力」を表現すること。ただ見た目がそっくりな彫刻を目指してはいないそうです。

そのため彼女が大切にしているのが、実際にその動物に直接向き合うこと。必ず特定の個体がモデルだといいます。写真が何枚あっても判らないことが、触れ合うことで感じ取れ、それが彫刻に生かせるといいます。

彫刻に使う素材は主にクスノキ。彫刻刀の入れ方はもちろん、色の塗り方や配色など、微妙な加減に全神経を注いで制作をしています。だからこそ、彼女の彫り上げる作品はどれも動物への愛が感じ取れ、魂が宿っているのように思えるのでしょう。

一つ一つの彫刻に愛情をこめて彫り上げるはしもとみおさん。彼女が彫るわさおがどんなものになるのか楽しみですね。