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エコリング社長 桑田一成氏のこだわり

新型コロナ禍による不況で多くの企業が業績を下げていますが、この状況においても積極的な経営を進めている会社もあります。兵庫県姫路市に本社をかまえるリサイクル企業「エコリング」もそんな会社の一つです。そのためか、この会社を率いる桑田一成氏が最近よく各種のメディアで取り上げられることが多くなっています。

コロナ禍でもエコリングが好調な訳は…

リサイクル企業「エコリング」はブランド品だけでなく、ぼろぼろの古着や使いかけの化粧品まで、「なんでも買い取る」をモットーに全国100店舗展開し売り上げも急上昇しているそうです。コロナ禍では自宅の片づけをする人が増えたこともあり、リサイクル市場が好調なことも後押ししているそうです。また、リモートワーク増加によるオフィスも出ている中、オフィスを縮小、整理をする企業などからの買取りもうまく組み入れることでこの不況時でも好調を保っているそうです。
コロナによる自粛でマーケットが動かなくなった時は、あえて倉庫を増やしてまで買い取りに力を入れ、力を蓄える戦略をとり他の会社との戦略の違いを見せつけました。解雇などをすることなく、さらに新店舗も次々とオープンさせています。

このような積極的な経営手腕によって、2001年の創業以来20年弱で、エコリングは業界第4位、売り上げ150億円、100店舗を展開するまでに拡大をしています。

エコリング社長 桑田一成氏とは?

桑田一成(くわた いっせい)氏は1968年生まれの51歳。兵庫県姫路市の出身です。医師の家系に生まれた桑田氏は医療関連の道を志し日本大学農獣医学部に進学します。学生時代は留学や飲食店開業するなど様々なことにチャレンジしたそうです。

しかし、大学卒業後は郵政省に入省と大きく路線変更をしますが、30歳で役所を退職。3年しないうちに貯金もなくなり、まだ一般的になって間もないネットオークションに参加したりします。

このネットオークションを使って転売をすると儲かることに気づき、起業をしたそうですが、その後資金が不足。一時は消費者金融からの借金が増え自殺も考えたこともあるそうです。その時何とか制作したプログラムが高額で売ることができ、その売り上げがエコリング企業の資金になったそうです。

桑田一成氏のこだわり

起業時から「なんでも買い取る」をモットーに、お客さまに向けた広告を「契約書」として考えていたそうです。広告に「グッチのボロボロのバッグをいくらで買います」と書いたら、どんな状態のものが持ち込まれてもその値段で買い取りをする、広告制作会社のミスで買い取り価格のゼロを1つ多く付けられた時ですら、その価格で買い取るというほど徹底をしてきたと言います。それが信頼獲得に繋がったと桑田氏は言っています。

「真の古物商は、たとえ相場より高い値段で仕入れても、それを買ってくれる人を探し出すパワーを持っている」という同業の先達に教わったことを大切にして、高値で買った商品でも工夫を凝らして利益が出るように売ることに古物商の醍醐味を見出したそうです。

また、知人からの「古物の世界は、のこぎり商売」と教わったそうです。市場の相場が高いと思ったらどんどん売る、安いと思ったらどんどん買い取る、といった具合に相場に即応して売りと買いを巧みに切り替えるのが「のこぎり商売」の意味だそうですが、この教えには何度も救われたといいます。ドバイ市場に参入したとき、最初は日本で買い取った自転車を輸出していたのですが、円高が進むにつれ、赤字が膨れ上がってしまいます。そのときにこの教えを思い出して、「今は買う局面」と判断し、現地でランボルギーニやフェラーリを仕入れてコンテナ便で日本へ送るように指示。するとコンテナ便が港へ到着するたびに利益が得られ、のこぎり商売は世界で通用すると実感したそうです。