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おもしろ話

独りでも恋人と手をつないでる気分 岐阜大学発「お散歩彼女」のこだわり

女の子と手をつないでゆっくりと秋の公園でも散歩をしたいと思っているのにお相手がいないあなた、素晴らしいハイテクデバイスが開発されてますよ。

岐阜大学の研究チームによって開発された「お散歩彼女」は、ガールフレンドがいなくても手をつなぐ感覚を再現することを目的とした独創的なデバイスです。
 異性と手をつないで歩くという行為は非常にドキドキするものですが、残念なことに相手がいないときもあります。しかしテクノロジーの進化が相手不在という大きな問題を解決してくれそうです。

お散歩彼女は、制御用マイクロコンピューター、圧力センサー、モーター、フィルムヒーター、人肌のような素材で出来たロボットハンドと、スマートフォンアプリで構成されています。

画像:http://conference.vrsj.org/ac2020/program/doc/3B3-12_PR0117.pdf

手の部分が人肌に近い感触の素材「人肌ゲル」を表面に使用することで、女の子の手を再現しているというところまではなんとなく想像できるのですが、このシステム、細部へのこだわりがすごいのです。

  • フィルムヒータによって人間の体温を再現。最初は冷たかった握った手がだんだん暖かくなってくる人の手の感覚を提示。
  • 緊張による手汗を再現。フィルムヒータと人肌ゲルの間に湿った布を挟むことで、緊張によって起きる手汗と言う生理現象を再現。
  • 隣にいる彼女の香りを表現。手汗を表現するときに使用した布にシャンプーの香料などをしみこませることで、隣を歩いている彼女の発する香りを実装。
  • 圧力センサとモータで、こちらが強く手を握れば、握り返してくるインタラクティブな動作が可能。
  • 加速度センサを用いて、後ろに引っ張られる感覚を再現。これは歩幅の合わない彼女をイメージしたもの。

といったこだわりっぷりです。ちょっと使ってみたくなりますね。

開発チームの発表の結びには下記のようなコメントがあります。

一人で散歩していても誰かと手をつないで歩いているような感覚を得ることが出来る。これにより、普段の散歩が特別なものになり、日常が少し華やかになるだろう。また、2020年に入ってCOVID-19が大流行したときのような、人との接触を控えなければならない状況下においても、本企画の手デバイスを用いることによって、孤独感を軽減しながら運動不足も解消できる。

ニッチなシステムの開発でちょっと面白いですが、こういった研究の積み重ねの結果、将来本当に孤独感を軽減してくれるようなシステムにつながっていくのでしょうね。