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島圭佑氏が作るモダンな漆器が美しい

室町時代から続く紀州漆器は、会津塗・山中塗・輪島塗と共に、全国大漆器産地のひとつです。根来寺で僧侶が使っていた漆器がもととなり、生み出された「根来塗り」などで有名な産地です。

漆塗り工房「島安汎工芸製作所」は和歌山の海南を拠点に、創業から100年以上の歴史を重ねています。ここの五代目になる島圭佑氏は「おしゃれな器をつくる」と評判を集めている職人です。

島さんは、京都嵯峨芸術大学短期大学部でプロダクトデザインを専攻、その後、石川県山中にある「挽物轆轤(ひきものろくろ)技術研修所」で学んだあと、和歌山に帰郷し、身につけた技術を活かし商品の開発・制作に携わっています。

2018年、レクサスが、地域の独自性や技術を活かして新しいモノづくりに挑む匠を応援するプロジェクト「LEXUS NEW TAKUMI PROJECT」で、「匠」の1人に選ばれました。熊野古道近くの間伐材を使った作品「TePot(てぽっと)」で、本来捨てられるはずの材料を、植物を育てるものへと生まれ変わらせた点を評価されました。

現在、島安では伝統的な紀州の「根来塗」だけでなく、世界的に問題となっている環境問題に真摯に向き合っていきたいと思い立ち上げた「Njeco汎」や「霞根来」や「白うるし-変根来」といったモダン漆器「Neo Japanesque 汎」など、従来とは一味違った製品を作り出しています。色彩が上品で、洋風のインテリアやテーブルウェアとしても活用でき、漆器のイメージが大きく変えてくれます。

KISHU+

KISHU+( キシュウプラス )」は、紀州漆器産地 4社「島安汎工芸製作所」「橋本漆芸」「山家漆器店」「中西工芸」の若手たちが、「漆塗りの魅力を広く伝えたい」と立ち上げた新しい漆器ブランドです。

紀州漆器は、歴史的に新しい技術を柔軟に取り入れて発展してきました。
KISHU+では職人による手しごとを尊重しつつ、現代の技術と融合させることで「先端工芸」をテーマに新しい漆器のアイテムを作っています。

 

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デジタルによるモノづくりや機械加工は、手仕事の代替ではないという発想で、手仕事だけ、工業生産だけではたどり着けない表現を追求しているブランドになります。2018年にはフランス・パリで開催された「インテリア業界のパリコレ」とも呼ばれる展覧会に紀州漆器の技術を使ったインテリア作品などを出品しています。

 

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