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トルコの農地に大量に巨大陥没穴が頻発 その原因は…

トルコのコンヤ県は農業が盛んな地域ですが、今年に入ってから農地に巨大な陥没穴の発生が続いており、その数が数百になっています。

コンヤ平野に位置するコンヤ県は、見渡す限りの広大な小麦が広がり、「トルコの穀倉地帯」、「緑のサイロ」などと呼ばれています。コンヤはトルコの農業の中心地ですが、近年、干ばつがこの地域の農家を悩ませています。また、それによって巨大な陥没穴が発生するという予期せぬ問題を引き起こし、悪化の一途をたどっています。

陥没穴は大きいものでは直径数十メートル、深さ150メートルにもなります。この原因は、農家による地下水のくみ上げだと考えられています。干ばつが続くことで、作物を育成するために地下水を利用するようになったことで、水が抜けた地下の巨大空洞が上の土壌の重みで崩壊して、陥没穴が発生するのです。

شوێنەواریی گورگە چیا‎さんの投稿 2019年2月26日火曜日

 

コンヤ工科大学の研究センターを率いるFetullah Arik教授によると、陥没穴はここ10〜15年の間に見られるようになった比較的新しいの現象ですが、問題の原因は1970年代にまで遡ることができるそうです。この地域では、その頃から地下水を使った無秩序な灌漑が始まり、現在でも続いています。干ばつは年々深刻化しており、他の方法で水を得るには費用がかかるため、農家は地下水を利用し、問題を悪化させているのです。

地元メディアによると、コンヤ平原では土地の特性、水の流れる方向、地下水の傾きなどから、陥没穴が発生しやすい条件がそろっているそうです。陥没穴は、浅いものもあれば、底が見えないほど深いものもあります。

A drone photo shows one of several sinkholes that opened up under a field in the Karapinar district of Konya, Turkey, on September 28, 2018.

Stacey Bowenさんの投稿 2018年9月28日金曜日

 

陥没穴が出来ると、農家の人たちは埋めようと試みますが、それが必ずしも良いことではないようです。「農家の人たちも、陥没穴を埋めるために解決策を考えようとしますが、地下にある空洞は実際に目で見えるよりも広いことが多く、うまく埋めることができないのです。事故を防ぐためには、陥没穴のある場所に目印をつけたほうがいいでしょう。」とFetullah Arik教授は言っています。

今年に入って、コンヤ県では660件もの陥没穴が記録されており、これは昨年の350件から約2倍近くになっています。幸いにも、まだ人的被害は出ていませんが、住宅地に近いところでも発生するようになっています。科学者もいつどこで発生するか予測できないことから、人が巻き込まれる可能性も十分にあります。

Yaşar Erenさんの投稿 2020年9月27日日曜日

 

2018年、コンヤ県で確認された陥没穴はわずか20個程度だったそうで、最近の出現率の高さに、多くの人が不安を感じています。しかし、残念ながら、地下水灌漑の問題が解決ない限りは、シンクホールは今後も出現し続けることが予想されているそうです。