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中国のシュガーキング 周毅氏が作るフィギュアのようなフォンダンケーキ

フォンダンを使ったケーキ作りの素晴らしさにおいて、中国の有名なパティシエであり「シュガーキング」とも呼ばれる周毅(Zhou Yi)氏の右に出るフードアーティストは世界中を探してもほとんどいないでしょう。もはや「彫刻」と言った感じの彼が作り上げるケーキは、細部まで精緻に作りこまれており、「食べるにはもったいない」ほどの出来栄えです。

2018、周氏はInternational Cake Competitionに出場し、彼が作った作品は審査員たちから絶賛されました。彼のチームは、中国史上唯一の女性統治者である則天武后の若い頃をモチーフにしたフォンダン彫刻を据えたケーキを作り、3つの金メダルと1つの銅メダルを獲得したのです。その作品は、則天武后のまつげ一本一本まで詳細に描かれていました。

Photo: Zhou Yi/Sugar King

もともと中国内のソーシャルメディアではすでに高い人気を誇っていた彼ですが、中国人パティシエとして初めて金メダルを獲得し、国内外のニュースで取り上げられたことで、その人気はさらに高まりました。

Photo: Zhou Yi/Sugar King

周氏の中学、高校時代の成績は決して優秀とは言えなかったそうです。しかし、勉強が嫌いだからといって仕事ができないわけではなく、幸運にも彼はすぐに自分の進路を見つけることができました。師匠となる王龍氏のもとでケーキ作りを学び始め、スポンジ生地を使った細工を作るのセンスがあることに気がついたといいます。このテクニックは、需要がありいい収入をもたらしましたが、結局それに飽きてしまったそうです。

Photo: Zhou Yi/Sugar King

当時の周氏は、もっと新しいことをしたいと考えていました。そして約10年ほど前に、蘇州にやってきた周氏は、フォンダンが複雑な彫刻のモデリングに非常に適していることを発見しました。しかし、この素材をうまく使いこなすには、多くの試行錯誤が必要でした。職場に泊まり込んで研究をし、朝起きてそのまま仕事をする生活を送ったそうです。多くの試行錯誤の末、フォンダンを薄いシート状にすることで、モデルの服や髪の毛、繊細なディテールを表現することに成功したのが、大きなブレークスルーとなったといいます。

Photo: Zhou Yi/Sugar King

自分の店をオープンさせ、作品をインターネットで公開すると、瞬く間に「シュガーキング」の名は中国で有名なブランドになりました。現在、彼は中国だけでなく、世界で最も才能のあるパティシエの一人として認められています。

Photo: Zhou Yi/Sugar King

現在、周氏は王龍氏から学んだ技術と自分のテクニックを伝えるために、製菓学校を設立し、後輩を育成しています。