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噴火口間近で自撮りする命知らずの観光客続出 ロシア当局が警告

溶岩を噴き出している噴火口のすぐそばまで近づいた写真や動画がネット上に頻繁に投稿されるようになったことを受けて、ロシア非常事態省は、その危険性について公的な警告を発することを余儀なくされました。

ロシア東部のカムチャッカ半島にある活火山、クリュチェフスカヤ山は、過剰な冒険を求める観光客の人気スポットになっています。標高4,750メートルとユーラシア大陸最高峰の活火山であるこの山は二つ目の火口が形成されたことで、噴火している火口近くのまだ熱い溶岩の上で実際に肉やソーセージを焼けるほど近づくことができるようになったため観光客が押し寄せるようになったのです。

このトレンドのきっかけは、火山岩でできた天然のコンロの上でソーセージを焼く面白い写真やビデオから始まったそうですが、最近では危険なものへと変化してしまいました。人々は火口の直近まで近づいて上から覗き込んで撮影したりするなど、噴出される火山弾を完全に無視しているのです。

カムチャツカの当局は、「噴火している火口の前でポーズを取っている観光客の写真が、ソーシャルネットワーク上でますます多く見られるようになっています。」と大臣のコメントを出しています。「レスキュー隊は、火山の噴火が人間にとって非常に危険な現象であることを改めて認識しています。危険なのは、溶岩流そのものだけではなく、高温のマグマが雪や氷と接触したときに起こる水蒸気爆発も大変危険なのです。」

標高2,850メートルに位置する第2火口に観光客を近づけないよう、同地域のすべての旅行会社に警告が出されました。火山への重要なアクセスポイントとなっているクリュチ村でも警告パンフレットが配布されたが、観光客を思いとどまらせる効果はほとんどありませんでした。

Instagramのようなサイトでは、火口に危険なほど接近して撮影された写真や動画があふれています。実際、火山弾の破片が観光客の頭上に降っているのが見えるほどの近さで撮影をされています。場合によっては人体人を貫通する危険もあるそうで、冗談では済まされません。

 

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カムチャッカ火山噴火対応グループの責任者であるオルガ・ギリナ氏は、シベリアン・タイムズ紙に「SNSの映像では、人々が火口の上に立ち、火口の縁から約60メートルの高さで火山弾が噴出される様子を撮影しています。これは危険な行為です。これまでに頭などに当たった人がいなかったのは幸運でした。火山弾はものすごいスピードで噴出されます。」

ロシアメディアの報道によると、火山弾や有毒ガスの放出、さらには新しい火口周辺の地面の崩壊などの危険性があるにもかかわらず、毎日数十人の観光客が訪れているそうです。

「あなたの安全、健康、そして命は、まずあなたの手の中にあることを忘れないでください」と緊急大臣は声明を発表しています。

インスタ映えが重要視される昨今ですが、命を危険にさらしてまでやる価値は無いはずですが、一部の人はそうではないようですね。軽はずみな行動がレスキュー隊も危険にさらすことになってしまうことに気づいてほしいものです。