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古い給水塔を住宅にリフォーム モダンな快適な家に大変身

オランダの都市ニーウ・レッカーランド出身の2人の男性が、古い給水塔をモダンでスタイリッシュな住宅にリフォームしたことで、「給水塔賞」を受賞しました。
給水塔賞は、最高の再利用方法を実践した給水塔の所有者に年に1回授与される賞です。

スヴェンとレナートはいとこ同士であり、オランダのニューウ・レッカーランドに建っている古い給水塔のすぐ隣の家で育ちました。子供の頃はその中でよく遊んでいたと言います。この給水塔は1915年に建てられたもので、高さ34メートル、400立方メートル貯水することが出来ましたが、ずいぶん前から使用されなくなっていました。2013年、2人は20万ユーロ(約2500万円)でこの給水塔の所有者となりました。そして、10年計画でこの塔を快適な自宅に変えるプランを立てたのです。二人は、この計画が厳しいことは理解していました。そして、なんとかそれを実現させたのです。その功績が認められ、2人は2020年の給水塔賞を受賞しました。

2013年当時は二人とも独身でしたが、子供が生まれたらこの場所で育てたいと考えていました。それぞれが、パートナーと出会った時、自分たちの計画を説明したところサポートをしてくれたと言います。仕事が終わった後も夜遅くまで改築作業を行い、一日でも早く二世帯が暮らせるきちんとした住空間に変えよう頑張りました。

レナートさんと妻のアリアンヌさんは、娘を妊娠してすぐにタワーに引っ越すことを決めました。娘が生まれる予定日の2週間前に夫婦はタワーの3階にある新居に引っ越すことにしました。長い階段を上ることは、妊娠中のアリアンヌさんにとっては好ましくなかったので、高所作業車を借りて、新居の窓際まで登ることにしたのです。ところが、その日のうちに娘のクーシェちゃんが誕生したと言います。

給水塔の内部は完全に改修されており、工業的で堅牢な雰囲気と田舎の自然な雰囲気を組み合わせたものになっています。スヴェンとレナートは、配管や電気配線を含め、すべてをゼロから行わなければなりませんでした。しかし、その甲斐あって、2人の家族は今ではオランダで最もクールな家の1つに住んでいます。

床から天井までの大きな窓からはたくさんの光が差し込み、片側にはニューウェル・レッカーランド、反対側に風車の多いオランダの美しい干拓地の風景を眺めることができます。内部は5つのフロアに別れており、各家庭は2フロアづつ使っています。1階部分には共有の「庭の部屋」があります。

塔の上部にある水槽はまだ改築されておらず、第3の家族が来ても十分な大きさが残っています。現在の状態でも給水塔賞を受賞するほど印象的な家になっていますが、2人は今後も改築を続けるつもりで、テラスをつくる計画をしています。

「給水塔再利用の成功は、RVアーキテクトゥールのルード・ヴィッサー氏とホシノ・フミ氏による非常にパワフルなデザインによって形成されています。」と審査員は書いています。「レック川と干拓地を見渡せる大きな窓は、給水塔内の空間の質の高め、堅牢な外観にシームレスにフィットしています。刺激的な再利用方法が、経済的な方法で実現できることはとてもすばらしいことです。設計過程での建築家のモットーは、「給水塔を家にするのではなく、給水塔に住もう」というものであった。それこそがこの再開発の強みなのです。」