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イギリス人作家 007ジェームスボンドの家を特定!

イギリス人の作家のウィリアム・ボイド氏は、007シリーズの作者イアン・フレミングと彼の作品を研究した結果、ジェームズ・ボンドのロンドンの家を発見したと発表しました。  

イアン・フレミングは1950年代から60年代にかけてに2冊の短編を含めて計14冊の007シリーズを執筆しました。しかし、ボンドの自宅の場所についてはロンドンのチェルシー(Chelsea)地区とは書いていますが、正確な住所は判りませんでした。

ウィリアム・ボイド氏は2013年に007シリーズの継続小説「Solo」を執筆するにあたってフレミングの作品14冊すべてを読み直しました。その結果ボンドの自宅は、チェルシーのウェリントンスクエア(Wellington Square)25番地にあったと結論づけました。

「そこがジェームズ・ボンドのマンションがあった場所です」とボイド氏は文芸書評紙「Times Literary Supplement」で発表しています。

「ジェームズボンドはもちろん架空の人物であり、実際にはどこかに住んでいたわけではありません。」「しかし、いくつかの架空の登場人物の場合、あたかも彼らが本当に生きて呼吸し実際にそこで生活しているかのように、ある種の現実が彼らの生活を引き継ぐようになるのは何とも奇妙なことだと感じます」と言ってます。

ボイド氏はボンドのように探偵技術を駆使して家を特定をしたのです。

「007 ドクター・ノオ」で登場したボンドの部屋

彼はまずフレミングの1955年の小説「ムーンレイカー」から調査に取り掛かりました。同作では、ボンドの自宅について「キングスロード(King’s Road)から一筋折れた、スズカケノキの植わった広場にある快適なアパート」と描写されています。キングスロードはチェルシーを代表する通りになります。

1961年の小説「サンダーボール」では、ボンドのマンションはハイドパーク(Hyde Park)まで車ですぐだと書かれています。これらの情報をまとめた結果ボイド氏はウェリントンスクエアに注目しました。

また、ボイド氏はロンドンに住んでいたときのフレミングの交友関係を調査しました

フレミングは、カリブ海のジャマイカ島に第二次世界大戦後に建てられた家を所有しており、そこで彼の執筆の多くを行なっています。フレミングは以前に新聞サンデー・タイムズ(Sunday Times)編集者をしていたことがありました。ボイド氏は、フレミングのその時の同僚デズモンド・マッカーシー夫妻がウェリントンスクエア25番地にアパートを所有していたことを発見したのです。

ボイド氏によると、この夫妻は「エンターテイナーとして有名で、彼らの家は一種のサロンでもあり、フレミングもこの同僚宅のパーティーに参加していた可能性が非常に高いと思われます。」と述べています。

1957年「ロシアから愛をこめて」に登場する「長く大きな窓のある居間」というボンドのマンションの描写が、このマッカーシー夫妻所有のアパートの間取りと合致したことで決定的となったのです。

「007 スペクター」で登場したボンドの部屋

ボンドの自宅の近所にはもう一人有名なスパイが住んでいたことも発見したとボイド氏は言っています。それは英作家ジョン・ル・カレ(John Le Carre)の作品に登場するジョージ・スマイリー(George Smiley)というスパイです。彼が住んでいたのはとウェリントンスクエアのすぐそばのバイウオーターストリート(Bywater Street)でした。