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アート

ともだあやの氏が作る立体切り絵が美しい

切り絵と言うと、黒い紙を下絵も無しにハサミで切っていき、切り終わった後にその紙を広げてみると美しい絵になっている、という伝統芸のようなものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

しかしともだあやの氏の制作する立体切り絵を見ると、そのイメージが一新されることでしょう。小さい鳥の持つ繊細な羽根の質感を美しく切り抜いた紙を重ねて柔らかく再現しています。焼き物のように見えるときもあれば、大理石の彫刻のようみ見えるときもあり、紙で出来ているとも思えません。

ともだあやの氏は愛知県名古屋市出身の1995年生まれ。2018年に女子美術大学を卒業して、現在はフリーの兼業作家として注目を集めています。アーティストになろうとした大きなきっかけがあった訳ではなく、小さいことが積み重なって自然とアーティストになったそうです。立体切り絵を始めたのは、受験が切っ掛けになったといいます。

これだけ繊細な作品、やはり一つの作品の制作にかかる時間は相当なものです。大きさにもよりますが1~3か月ほどが一般的で、特に大きなものだと半年かかるものもあるといいます。 制作工程としては、まず下絵や写真を下にして平面で切り絵を作るそうです。そしてそれらを立体的に組み上げていくという手順をとっており、手間のかかる作業の連続になります。

ちなみにともだ氏は、「平面は鑑賞者を制作者の世界に招き入れる作品」であり、「立体は鑑賞者の世界を間借りする作品」という違いを感じているそうです。繊細な作品を手元近くで眺められるのは、作品がこちらの世界に来てくれたから出来ること。様々な角度から作品をじっくりと眺めたいものですね。