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アート

バンクシー最新作、「ROBBO」の落書きされてしまう

先日、このメディアでも人気ストリートアーティスト Banksyの新作がイギリスの元レディング刑務所の壁に描かれたことをお伝えしました。

この作品は、レディング刑務所に収監されていたアイルランド出身の人気詩人、オスカー・ワイルドの脱獄をモチーフしたものとみられています。
今回の落書きでは、ロープ代わりの長い紙を吐き出しているタイプライターが赤いペンキで消され、その下には「TEAM ROBBO」と描かれています。

落書きに描かれた「TEAM ROBBO」って何?

実は、バンクシー作品はこれまでにもアメリカ・ニューオリンズで「Team ROBBO」と書かれた同じような落書きにあっているのです。この「Team ROBBO」とは何なのでしょうか?

Banksyは2009年ごろ「グラフィティ戦争」とも呼ばれているストリートアートによる争いを繰り広げたことがあります。その相手が「キング・ロボ(King Robbo)」。80年代、90年代を中心に活躍したロンドンにおけるストリートアート界のパイオニアと呼ばれる人物です。

この争いのきっかけは、ロボが描いた代表的な作品をバンクシーが上書きをしたことから始まりました。しかも「ロボの時代は終わった」とも受け取れるようなメッセージ内容の上書きでした。このBanksyの行動に対してロボはもう一度上書きを重ね、自分をアピールします。さらにBanksyがやり返したため、双方で何度も上書きを行うと言う事態になり、世間でも話題になったのです。

しかしそれだけでは終わらず、ロボが作業をしている時に脚立から転落し、意識不明の重体になり、その数年後に無くなってしまったのです。ロボを支持しているファンにとっては当然、Banksyに対して遺恨を抱くような結末になったのです。「TEAM ROBBO」はその名前からキング・ロボの関係者かファンと想像出来るのです。

グラフィティ戦争の動画

このグラフィティ戦争については下記の動画でよく知ることが出来ます(英語)。

ストリートアート自体が落書きとも言えるので、上書きをされてしまうのはやむを得ないとも言えます。作者自身もそれは判っているとも思うのですが、有名なアーティストの作品が棄損されてしまうのは何とも残念に感じますね。