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おもしろ話

ダイオミード諸島 ベーリング海に浮かぶ日付変更線が通る諸島

ベーリング海に浮かぶ2つの小さな島、ダイオミード諸島は、ちょっとしたタイムスリップを体験できる数少ない場所として有名です。

太平洋の真ん中を南北に通る国際日付変更線は、この線を東から西に渡る場合は、時計を1日早め、西から東に渡る場合は時計を1日遅くする必要があります。この線は、北極から南極まで走っていますが、様々な政治的理由によって直線ではなくジグザグになっています。そして日付変更線は、ベーリング海にあるダイオミード諸島の二つの島の間を通過しているのです。そのため、わずか2.4マイル(3.8km)しか離れていない2つの島を行き来することによって、この2つの島の間では(ある種の)タイムスリップをすることが可能になっています。

この2つの島は、それぞれロシアとアメリカに属しており、大きい島はロシア領で「ラトマノフ島(英語:ビッグダイオミード島)」と呼ばれ、小さい島はアメリカ領で「リトルダイオミード島(ロシア語:クルーゼンシュテルン島)」と呼ばれています。

これらの島はわずか3.8㎞しか離れていませんが、国が異なるだけでなく、時間的にも21時間も差があるのです。アメリカのリトルダイオミード島が木曜日の正午を迎えた時、ラトマノフ島では翌日の金曜日午前9時を迎えるのです。

わずか3.8㎞しか離れていないので、お互いの島を直接見ることができるのです。つまり未来や過去を見ることができるとも言えるでしょう。2つの島の間には交通手段はなく、もし行こうとすれば船が泳ぐしかありません。冬季は海が凍るため氷続きになり歩くことができると言われていますが、それは簡単なことではありません。日付変更線は国境でもあるのです。

残念ながら現在は両島間の移動は禁止されており、漁船などが国境に近づきすぎると、パトロール中の警備兵から警告を受けることになってしまいます。

せっかくこのような珍しい状況になっているのですから、早く「タイムトリップ」が出来るようになって欲しいものですね。