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おもしろ話

カダクナス 肉も骨も黒い鶏肉がインドで人気

「カダクナス(Kadaknath)」という鶏をご存知でしょうか。インド原産の鶏の品種で、肉や卵の品質の高さもさることながら、肉や骨、皮まで黒いというその特徴からインドでは人気があるそうです。

鶏肉は世界で最も消費されているたんぱく質であり、毎年9,850万トン以上が消費されています。大量飼育されたブロイラーは白っぽい色をしていますが、放し飼い等で然に近い状態で育てられた鶏肉は、より濃い色になります。その色だけで敬遠されることもあるそうです。しかし、インドの一部の州で飼育されているカダクナスという品種の鶏は、羽や皮は真っ黒であり、その肉も黒みがかっています。

別名カリマシ(Kali Masi)とも呼ばれるカダクナス鶏は、インド中部のマディヤ・プラデーシュ州ジャブア地区が原産地ですが、現在ではチャティスガル州、タミル・ナードゥ州、アンドラ・プラデーシュ州、マハラシュトラ州など中部から南部にかけての多くの州で飼育されるようになりました。この鶏の肉質は、良質のタンパク質と低脂肪であることから、健康志向の高い人々に好まれています。

カダクナスの鶏肉は1kgあたり1,500〜1,800円前後で販売されており、一般的なブロイラーの鶏肉よりも3倍以上も高価になります。鶏肉に価格を左右するのは、肉質はもちろん関係がありますが一つの要素の過ぎず、鶏を育成すのに必要な時間と労力が影響するといわれています。ブロイラーが出荷できる体重になるには45日程度ですが、カダクナスの場合は約8ヶ月もかかるため、非常に高価になるのです。

ちなみに、カダクナスの血や卵も黒いという噂話や加工された写真がネット上に出回っていますが、それは誤った情報です。黒いのは羽毛と皮膚であり、肉や骨は他の鶏種よりもかなり黒っぽいというのが正確です。

日本でも烏骨鶏が食べられますが、羽根も皮も肉もここまで黒いのはちょっと怖いですね。