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マレーシアの有名なお菓子 ケク・ラピス・サラワクが美しい

ケク・ラピス・サラワク(Kek Lapis Sarawak)は、複雑な万華鏡のような美しい見た目と作り上げるまでの難易度の高さの両方で有名なマレーシアのケーキです。

ケク・ラピス・サラワクは、オランダの入植者が昔から楽しんでいたスピットケーキに触発され、1970年代にマレーシアのサラワク州で生まれました。基本的にはケク・ラピス・ベタウィ(Kek Lapis Betawi)というバウムクーヘンのような層状のケーキをサラワク人が芸術的なまでに複雑にしたケーキです。外見はベージュや茶色の外層に覆われていますが、スライスすると内側に隠されている計算された複雑性と想像性が求められる幾何学模様の断面が現れます。

 

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デザインの複雑さと作り手の技術にもよりますが、ケク・ラピス・サラワクを作るには4時間から8時間かかります。その手間のかかる工程は、まず深さのあるフライパンでふっくらとした柔らかい層を焼くことから始まります。その後、色のついた生地を少しずつ何層にも重ねていき、オーブンで10分ほどかけて焼き上げます。このカラフルなスポンジを焼くことはとても手間がかかる作業ですがまだまだ序盤と言ってもいいでしょう。

 

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ケク・ラピス・サラワク作りの難しさはこれからです。層になったスポンジをカットし、ジャムや練乳を接着剤として使い、複雑なパターンを計算して組み立る作業をおこないます。ケク・ラピス・サラワク作りのベテランによると、このケーキを作るのは不慣れな人には非常に難しく、特に1つのミスでデザインが完全に崩れてしまい、キッチンで何時間格闘しても出来上がらないこともあるそうです。

 

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「私にとっては、簡単なことです 」と、1980年代からケク・ラピス・サラワクを作り続けているサラワク人のジェニファー・チェンさんは言います。「修行中の人にとってはそんなにすぐに習得ことはできないと思います。非常に混乱してしまうのです。」

 

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そんな経験豊富なチェンさんでさえ、ケーキのデザインを考える際は紙に図を描いて検討するそうです。それでもデザインがうまくいかないこともありますが、幸いなことに彼女には新しいパターンで修正をする技術と経験があります。

 

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「パターンを考える必要があります 」と、別のケク・ラピス・サラワク作りの達人は付け加えます。「ケク・ラピス・キャドバリーを作りたいとしましょう。ケーキが割れないように、真ん中にチョコレートのキャドバリーを入れる方法を知らなければなりません。これはとてもやりがいのある作業になります。一度間違えると、きれいには仕上がらないのです。」

「すべて自分たちでやらなければならないので、とても時間がかかります。」とチェンさんは説明してくれました。「すべて手作りですので、たくさんはできません。」

ケク・ラピス・サラワクは、その複雑さ、作るのに必要な時間、そしてすべてを手作業で行わなければならないということから、最も難しいケーキの一つと考えられています。熟練したパン職人がやっと挑戦することができます。このケーキはマレーシアでは比較的高価なデザートで、1つのケーキがRM250(約6000円)にもなることもあります。