夏の京都の風物詩の一つが「祇園祭」ですね。
大阪の天神祭、東京の神田祭と並ぶ日本三大祭の一つとして有名です。
祇園祭の名物のひとつが「粽(ちまき)」です。
一般的に粽というと食べ物を思い浮かべる方が多いですよね。
ところが京都の粽は食べ物ではありません。
一体どんなものなのか?調べてみました。
京都の粽とは?食べられない?
食べ物の粽といえば、もち米やうるち米、米粉などで作ったお餅やもち米を三角形に作り、ササなどの「ちまきの葉」で包んだ物を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし京都の粽は食べ物ではありません。
笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守りです。
京都の玄関に飾られる粽
この粽は、毎年、祇園祭のときにだけ各山鉾のお会所や八坂神社で販売されます。
京都の人は、粽を買って玄関先に飾ります。
京都の町を歩くと、普通の民家の玄関の上に飾られているのをよく見かけます。
粽は各山鉾の会所や八坂神社で販売されますが、会所によって少しずつ違っています。
また、通常の厄除けのほか、商売繁盛や安産、縁結びなど粽によってご利益も異なるため、それに合わせて手に入れてもいいですね。
粽の購入方法は
祇園祭の粽を購入する方法を調べてみました。
ちまきの販売は前祭(さきのまつり)期間の7月14日から16日と
後祭(あとのまつり)期間の7月21日から23日になります。
ただし、ちまき販売の日程や時間は山鉾町によって異なるため、前祭や後祭の前日から販売されることもあります。
また、八坂神社でも販売されます。
会所によっては通信販売をしているところもありますので、気になる粽があったら調べてみるのもいいですね。
お値段はだいたい千円前後のところが多いようです。
まとめ
京都の祇園祭の名物「粽」についてお伝えしました。
粽は食べ物ではなく、笹の葉で作ったお守りのことでした。
材料不足や作り手の高齢化で増産が難しいこともあり、品切れになることもあるので、気になる方は早めにチェックしてみてください。