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アート

マシュー・シモンズの壮大さを感じさせる大理石ミニチュアアート

大理石と言えば、パルテノン神殿やタージマハルなどの大建築物をイメージしがちですが、大理石建築の壮大な雰囲気を残しつつも可愛らしいサイズのミニチュアアートを作るアーティストがネットで話題になっています。

コペンハーゲンを拠点に活動するアーティスト、マシュー・シモンズ氏は、大理石からミニチュアの建築物の室内や石柱、アーチなどの作品を制作しています。原石から切り出され、原石の一部をそのまま残して部分的に作品を掘り上げる彼のスタイルは、彼の作るデザインと原石の自然な表面との間のコントラストを楽しむことが出来るアート作品になっています。

シモンズ氏は主に神聖な建築物、特に中世の建築物をモチーフにしていますが、彼は様々な建築様式を織りなす文化がどのように重なり合い、互いに影響し合っているかに惹かれています。彼の作品は、一つの作品の中で様々な建築様式を取り入れていることが多く、時には抽象的な表現をしていることもあります。

彼の作品は、完成させるまでに小さなものでも3週間はかかるそうです。複雑さや大きさによっては数ヶ月必要になることも珍しくありません。「これまでに1つの石材に最も長く取り組んだのは、2017年に「Windows」を制作したときです。」とシモンズは語っています。彫刻に9カ月を費やし、それ以上の時間を研究とデザインに費やしました。」この作品は、彼のこれまでの作品の中で最も複雑なもののひとつです。

この「Windows」は小さな窓に区切られており、それぞれの窓には、イグアナのミニチュアや小さな果物、小さな建物や構造物の模型など、さまざまな作品がはめ込まれています。シモンズはここで、さまざまな文化の視覚的シンボルを通してミニチュアの世界を紹介しています。

彼が作る作品は、非常にリアルであるため壮大なものに見えますが、多くの場合、幅が30㎝未満の小さなものです。「私は実際の建築空間からインスピレーションを受けますが、Elevationシリーズを除いたほとんどの作品は実際の建物を、単にミニチュアで再現したものではありません。」とシモンズ氏は語っており、古典的な建築に関する彼自身の見解と専門知識も併せて彫り込んでいるのです。