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280億円のビットコインにアクセスするためのパスワードを忘れた男の苦悩

数年前に紙にビットコインのウォレットのパスワードを紙面に書いておいた男性が、その紙を紛失してしまったため、自分のビットコイン約250億円分にアクセスすることが出来なくなっています。

サンフランシスコを拠点とする仮想通貨エンジニアのステファン・トーマス(Stefan Thomas)氏は、7,002ビットコインが入った自分のデジタルウォレットへの秘密鍵を含む特別なハードドライブ「IronKey」のパスワードを必死で思い出そうとしています。

10年ほど前、当時スイスに住んでいたトーマス氏のもとに、当時のビットコインの担当チームから、「ビットコインとは何ですか?」というタイトルの説明ビデオの制作代として7002ビットコインを受け取りました。その年、彼は早々にIronKeyのパスワードを紛失してしまいましたが、当時5ドル程度しか価値がなかったため、それほど気にせずそのまま放置していました。

しかし、現在ビットコインは高騰し、1ビットコインは400万円を超えています。そうなると当然、状況は変わってきます。

トーマス氏はビットコインをデジタルウォレットに保管されている数百億ドルになったビットコインにアクセスしようと、彼がよく使っている8つパスワードを試したが、どれも成功していません。

このウォレットは10回パスワードを間違えると完全にロックされてしまう仕様になっているそうです。トーマス氏はすでに8回失敗しています。あと2回パスワードを間違えると、ウォレットはロックされ、巨額のビットコインにアクセスすることは出来なくなってしまいます。


「ベッドに横になって、パスワードについて考えています。そして、新しい戦略を思いつくと、コンピューターに向かいますが、うまくいかず、また自暴自棄になってしまうのです。」とトーマス氏はニューヨーク・タイムズに語っています。

面白いことに、彼のようなケースはまったく珍しいことではないそうです。実際、暗号通貨データ会社Chainalysisによると、利用可能な1,850万ビットコインのうち約20%はすでに紛失しているか、アクセスできないウォレットにロックされている可能性があるとしています。