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ロード乗りに朗報 パンクしない自転車用タイヤが開発される

あるタイヤメーカーが、NASAと協力して、世界初となる最先端の合金製自転車用タイヤが開発されました。

「SMART Tire Company」は、将来における火星探査ミッションのためにNASAが開発・テストした革新的なエアレス自転車用タイヤを発表しました。METLと名付けられたタイヤは、「スマートメモリーメタル」で作られており、曲げると分子構造が再編成され、瞬時に元の形状に戻るそうです。ゴムのような柔軟性を持ちながら、チタンのような強度を備えているため、このタイヤを装着すれば、今後は自転車のタイヤを交換する必要はないかもしれません。 「ワイヤーが織り込まれたエアレスタイヤの構造は、現在のリジッドホイールとは異なり、地形に合わせて屈曲する性能を持っています。また、SMA(形状記憶合金)素材は衝撃吸収材として機能し、タイヤを破損することなく、岩石の多い地形を難なく横断することができます。」と、NASAはMETLタイヤの基礎技術を説明しています。

技術的には、METLタイヤは、リムの外周に「NiTinol+」という超弾性素材を使用しており、道路の段差などで変形しても、すぐに元の形状に戻ると言います。

ホイールを500℃以上に加熱するプロセスを経て製造されるMETLタイヤは、極端な温度や火星のような惑星の環境にまで対応をしています。そのため、通常のチューブレスタイヤよりもはるかに長持ちさせることができるのです。

METLのスマートタイヤは、NASAがスポンサーとなって民間セクターの新興企業に、宇宙にふさわしいイノベーションを実際の用途に適応させるよう呼びかけました。 これらの新興企業の1つがSMART Tire Companyで、来年中に革新的な自転車用タイヤを商業的に発売する予定になっています。

金属製のタイヤをアスファルトに接触させるのは、あまり良いことではないという懸念を持たれる方がいるかもしれません。METLタイヤの金属部分は、直接アスファルトと接触しない構造になっています。このタイヤは、外側をポリウレタニウムという新種のゴムのような素材でコーティングしているのです。ポリウレタニウムは、あらゆる天候に対応し、優れたグリップ力で優れたハンドリングを実現することが出来るそうです。

SMART Tire CompanyのMETLタイヤは、2022年に市場に登場する予定ですが、現在のところ価格に関する情報はありません。多少高価かもしれませんが、ロードバイクに乗っている方なら是非欲しいタイヤではないでしょうか。パンクの不安や修理キットを持ち運ぶ手間がなくなると思えば、少しくらい高くても、と感じてしまいますよね。