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女性杜氏 辻本店の辻麻衣子とは

皆さんは杜氏(とうじ)というお仕事を知っていますか?
杜氏とは蔵元と呼ばれる酒蔵の所有者であり経営者に当たる人から信任を受けて、実際に酒造りをする人のことを指します。日本酒造りにおけるいわば最高責任者にあたります。
酒蔵は女人禁制とされていた時代があり、現代においても女性が少ない職場になります。
そんな酒蔵の中で、女性杜氏として活躍されている辻麻衣子さんについてご紹介します。

いよいよ明日より勝山のお雛まつりが開催されます。
御前酒蔵元もお雛モード一色です。感染対策をしっかり行っておりますので安心してお越しください。また本日ローカルですが、17時48分~19時のOHK Live…

御前酒蔵元辻本店さんの投稿 2021年3月1日月曜日

 

辻麻衣子さんプロフィール

1977年生まれの現在43歳。
辻さんは岡山県真庭市勝山にある文化元年(1804年)創業の200年以上続く老舗酒造「御前酒蔵元 辻本店」の長女として生まれました。

辻さんの実家である蔵元は酒蔵の所有者であり経営者にあたります。資金や設備の調達と管理をしたり、製成酒の販売、営業など外向きの仕事をおこないます。実際に酒造りをするのは杜氏と呼ばれる人たちでした。

実家の跡継ぎは弟さんに決まっていたのですが、歴史のある家業に息苦しさを感じていた辻さんは故郷を離れて東京の中央大学に進学します。

そのため当初は酒造りには関わることがなかったのですが、20歳になってお酒を飲み始めたこと、酒蔵で働く杜氏や蔵人の生き生きとした姿を見るなどして、酒造りを一生の仕事にしたいと思うようになりました。

その頃、酒蔵は女人禁制とされていたそうです。しかし、辻さんの実家の酒蔵で働いていた先代の杜氏から「なんでも教えてやるから帰って来ればいい」という手紙をもらい、酒造りへの道に進むことを決めました。

こうして大学卒業後、実家である株式会社辻本店に入社をし、酒造りを始めます。

29歳の時に前杜氏の急逝のため、酒蔵の全責任を担う杜氏に就任しました。これは岡山県で初の女性杜氏だったそうです。
現在は取締役製造部長として酒造りをされています。

辻本店の日本酒

辻本店で作られている日本酒は地元の雄町米という岡山を代表する酒造好適米(酒米)で作られているそうです。地元の高品質な酒米を使いたいという思いから、全使用米の約50%が雄町米となっているそうです。
仕込み水は、蔵の横を流れる一級河川「旭川」の伏流水を地下から汲み上げ、使用しているそうです。

辻さんが作る辻本店の代名詞と言える御前酒は、前杜氏の味であるコクがあって、なおかつキレのよい酒を引き継ぎながら、さらになめらかさを求めて日々研究しているそうです

また御前酒だけでなく、若い蔵人(杜氏の下で働く酒造労働者)達とコンセプトを考えたGOZENSHU 9(ナイン)など数々のお酒を造られています。

辻さんの作る日本酒は清酒品評会でも高い評価を受け、金賞を獲得されています。

そんな辻さんの抱負は酒造りの道をただひたすら走ること。
そして、おばあさんになっても蔵の掃除でもいいから酒に携われたら本望ということです。

https://www.gozenshu.co.jp/