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イノシシが街中に普通に歩きまわる都市 イスラエル・ハイファ

イスラエル北部の都市ハイファの人々は、街中にイノシシが出没して歩きまわったり、ゴミ箱を漁ったりすることに慣れてしまったようです。この街ではイノシシは地域の文化の一部となりつつあるのかもしれません。

ハイファ周辺には渓谷がありイノシシが昔から住んでいるようですが、いつ頃からか街中に進出してきて、現在では人間を恐れなくなるほどになっています。車が通り過ぎる横を悠々と歩き回り、人々の目の前でごみ収集所のごみを漁り、人間が横を通り過ぎても日向ぼっこをしながら寝ていることさえあるそうです。

都会の生活に順応した彼らに、ここに住む多くの人々も慣れるしかなかったのです。イノシシをハイファの魅力のひとつとして受け入れる人がいる一方で、イノシシを何とかしなければならないと考える人もいます。

wild boars in haifa, israel

Elvin Bonesさんの投稿 2019年12月15日日曜日

日本を含め世界のほとんどの地域では、イノシシが街中に出没したとなれば大騒ぎになり安全を懸念しますが、現在のハイファでは「リスを見たようなもの」で、日常生活の一部となっているそうです。

2019年に住民が当局に報告したイノシシの目撃情報は1,328件で、2020年は新型コロナウイルスのロックダウンの影響で、その数はさらに増えると予想されていますが、イスラエル当局はまだデータを公開していません。

増え続けるイノシシの存在は、イノシシの存在を喜ぶ地元の人々と、イノシシを追い出したいと願う人々の間に軋轢を生んでいます。また地元の人々と、対処できない当局との間にも緊張感をもたらしています。イノシシがゴミを漁らないようにゴミ箱を鎖でロックしたり、公園や渓谷をフェンスで囲ったりと対応はしているものの、機知に富んだイノシシを排除するには至っていません。

ハイファの人々の中には、イノシシと共存することを望む人もいますが、多くの人々にとっては、この野生動物は脅威であると同時に、病気を蔓延させる危険性のある害獣として捉えられています。

100㎏を超えるようなのイノシシに追いかけられた人やイノシシに物を取られた人、さらには子供が噛まれたという報告もされています。ある人はニューヨーク・タイムズ紙に、「彼らは今、街を支配していて、とてもクレイジーな状況だ」と語っています。

イノシシがハイファに出没するようになったのは、大規模な火災で自然の生息地が破壊された2016年頃からだと言われています。また、都市周辺でのイノシシ駆除を取り止めた当局の責任だと言う人もいますが、専門家はどちらの説も正しいとしています。イノシシたちは都市部の食べ物の豊富さに惹かれ街中にとどまっているのです。

新型コロナウイルスの影響で人々が家に閉じこもっていることもあって、ハイファのイノシシはますます大胆になっています。住人の間でも緊張感が高まっており、今後、地元当局がどのように対処するかが注目されています。

考えてみれば、奈良では鹿が街中に普通にいますが、異様と言えば異様ですね。イノシシも奈良のようにうまく共存できればいいのでしょうが、さすがにイノシシは難しいかもしれませんね。事故があってからでは遅いですから。