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ジャクバードコーヒー 鳥のフンから採取される最高級コーヒー豆

インドネシアに生息するジャコウネコのフンから採取されたコーヒー豆をつかうコピ・ルアクは非常に高価なコーヒーとして有名ですが、ブラジルにも独特の製法でつくられるコーヒーがあります。それがジャクバードコーヒー(Jacu Bird Coffee)です。

ジャクバードコーヒーは、世界で最も希少で高価なコーヒーの1つと言われています。ブラジルに生息する野鳥ジャクが食べ、が未消化のまま排泄されたコーヒーチェリー(熟したコーヒー豆)から作られます。

カモシム農園は、約50ヘクタールで、ブラジルで最も小さなコーヒー農園の一つですが、非常にユニークで人気のコーヒーのおかげで、安定した業績をあげることが出来ています。

2000年代初頭、カモシム農園のオーナーであるエンリケ・スロパー・デ・アラウージョ氏は、ブラジルで保護されている絶滅危惧種のキジのような野鳥の一種ジャクが、コーヒー農園を荒らしていることに気付いたことがすべての始まりでした。ジャクは農園のオーガニックコーヒーを好んで食べていたのです。しかし今ではジャクは十分に農園に恩返しをしていると言えるでしょう。

当初、エンリケ氏は、農園からジャクを追い払おうとしました。環境当局にまで電話をかけ対応を依頼したこともありましたが、動いてはくれませんでした。ジャクは法律で保護されており駆除できなかったのです。エンリケ氏はその時絶望したと言います。

エンリケ氏は、若い頃からサーフィンを趣味にしており、わざわざインドネシアに行ったこともあります。そこで世界で最も高価なコーヒーの一つであるコピ・ルアクに出会いました。この時の出来事がエンリケ氏にアイデアを与えました。インドネシアでジャコウネコのフンからコーヒーチェリーが収穫できるならば、ジャクでも同じことが出来るのではないかと考えたのです。

「自分の農園でもジャクでコピ・ルアクと同じことを試すことができることに気づきましたが、このアイデアを思いついたのは戦いの序盤に過ぎませんでした。」とエンリケ氏はあるインタビューに話しています。「本当の課題は、農園従業員にコーヒー豆採取ではなく鳥のフンを探す必要があることを納得させることにありました。」

エンリケ氏はジャクのフン探しを従業員の「宝探し」に変えなけらばなりませんでした。一定量の排泄されたコーヒー豆をみつけたら報奨金を出すことにしたのです。これしか、従業員の考え方を変える方法がなかったのです。

 

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しかし、このフン探しは想像以上に大変な作業でした。フンが見つかったら、次はコーヒーチェリーを手作業でフンから取り出し、洗浄し、保護膜から皮をむかなければなりません。

ジャクバードコーヒーが他のコーヒーよりも高価になるのは、これらの膨大な作業が一因ですが、もちろんそれだけではありません。ジャクは最も熟した美味しいコーヒーチェリーしか食べないのです。

エンリケ氏は、「ジャクは熟した実だけを選んで食べます。人間の目には完璧なコーヒーチェリーに見えても、ジャクは房の半分以上を残していくのを、私はリビングルームから口を開けて見ていました。」と語った。

ジャコウネコによって消化されるコピ・ルアクとは異なり、ジャクが食べたコーヒーチェリーは消化器官を短時間で通過するため動物性タンパク質や胃酸によって分解されていません。その結果、ローストされた豆は、甘いアニスのニュアンスを備えた独特のナッツの風味を持っていると評価されています。

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