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アメリカのホットドッグをご紹介 由来は?地域によって特徴も

ハンバーガー、ステーキと並ぶアメリカの国民食と言えばホットドッグ。
パッとイメージするのはドッグパンにソーセージが挟まれ、ケチャップとマスタードがかかっているのが一般的でしょう。
しかし国土の広いアメリカ、ホットドッグも地域によってそれぞれの特徴があります。

今回はアメリカの都市でどのようなホットドッグが食べられているかをご紹介します。

ニューヨーク

やたらと街中でホットドッグの屋台が見つかる街ニューヨーク。
ニューヨーカーはホットドッグが大好きです。
ここのホットドッグはとてもシンプルです。
ザワークラウトまたはトマトペーストでソテーしたオニオンをトッピングして黄色いマスタードがかかっているのが伝統的です。

アトランタ

アトランタをはじめとする南部地域では、塩味の効いたドッグに、冷たくてクリーミーでシャキシャキのコールスローをかけるのが定番です。
これは南部特有のものです。
MLBアトランタブレーブスの本拠地であるターナーフィールドのホットドッグももちろんこのスタイルです。

シカゴ

シカゴ・スタイルのホットドッグは、最も有名でユニークなホットドッグのひとつと言えるでしょう。
風の街の象徴ともいえるこのドッグには、新鮮なトマト、大きなピクルス、ホットペッパー、スイートオニオン、レリッシュなど、色鮮やかなトッピングがたくさんのっています。
そしてケシの実がまぶされたパンで挟んであります。

デトロイト

ニューヨークにある遊園地コニーアイランドからは遠く離れていますが、デトロイトの有名なホットドッグは「コニー・ドッグ」と名付けられており、これを提供する街のレストランはコニー・アイランドと呼ばれています。
ビーフチリ、細切りのチェダーチーズ、生のオニオンがたっぷりとかかったボリューム満点のホットドッグは、デトロイトを代表する料理です。

サンフランシスコ

アメリカ西海岸では、ベーコンを巻いたり乗せたりしたホットドッグが人気です。
中心都市のひとつサンフランシスコでは、スモーキーなベーコンに加えて、クリーミーなマヨなどの冷たいトッピングをするのが一般的です。
レタスとトマトをトッピングしたBLTドッグもお勧めです。

フェニックス

アリゾナ州の最も有名な都市フェニックスには、まずベーコンを巻き、その上にピントビーンズ、オニオン、マスタード、マヨ、そして刻んだトマト、オニオン、ハラペーニョをトッピングしたホットドッグ「ソノラン」があります。

ミルウォーキー

いわゆる典型的なホットドッグとは見た目からして異なりますが、これもホットドッグです。
ホットドッグ用のバンズではなく、トーストしたハードロールを使用。
バター、ケチャップではなくスパイシーなマスタード、レタスではなくスイートピクルス、ザワークラウトを挟んで食べるのが、ウィスコンシンの伝統的な食べ方だそうです。

ニューアーク

ニュージャージー周辺では、「イタリアン・ドッグ」と呼ばれるホットドッグが王道です。
オールビーフのホットドッグは、一般的なバンズではなく、イタリアンロールを使い、ペッパー、オニオン、フライドポテトがトッピングされています。

ダラス

テキサス州のダラスではいわゆるホットドッグではなく、アメリカンドッグが定番です。
アメリカでは「アメリカンドッグ」とは言わず「コーンドッグ」と呼ばれます。
テキサス州で行われる祭典テキサス・ステート・フェアの定番フードのおいしさは否定できません。
コーンドッグがいつ、どこで生まれたかについては議論がありますが、テキサス出身のカール・フレッチャーとニール・フレッチャーの2人が、このスナックを最初に作り、広めたと主張する人々は大勢います。
二人は、1930年代後半から1940年代前半にかけて開催されたテキサス・ステート・フェア(1886年からダラスで開催)で、このスナックを紹介したと言われています。
いずれにしても、コーンドッグは伝統的なホットドッグを美味しくアレンジしたもので、それ以来、テキサスの人々はもちろんアメリカ中で愛され続けています。

まとめ

ホットドッグといっても、地域によっていろいろな特徴がありますね。
考えてみれば、狭い日本ですら地域によってお雑煮の味がことなります。
ホットドッグも地域差があって当たり前ですかね。