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高崎は何故パスタの街になったのか?

高崎市と言われてパッと名物が浮かんでくる人は少ないのではないでしょうか。ところが、最近、高崎市が「パスタの街」として有名になっているようです。現在、何と150軒近いパスタ屋さんがしのぎを削っているそうです。

なぜ高崎でパスタ?と思う方がほとんどかと思います。その由来を調べたところ、すべては1軒のお店から始まっているようです。

群馬県は小麦の産地

群馬県は全国で4位の小麦の産地になっています。そのため、群馬県では郷土食の「おっきりこみ」や「焼きまんじゅう」、うどんでは「水沢うどん」「桐生うどん」「館林うどん」などが昔から県民に親しまれてきました。

中でも前橋、高崎辺りの県中央部は小麦の生産が盛んなエリアになっており、小麦粉を使った「粉もの」料理は、昔から高崎市民の生活と深く結びついてきました。高崎で「パスタ料理」が、新たな粉物文化として馴染む下地があったと言えそうです。

なぜ高崎はパスタの街になったのか?

高崎でパスタが根付いたきっかけは一軒のイタリア料理店の開業によります。そのお店こそ、今も人気店であり続けているイタリア料理店「シャンゴ」。1968 年(昭和 43 年)に関崎省一郎氏(2011 年8月逝去)が開店したこのお店が高崎パスタの原点になっています。

このシャンゴに多くの料理人が集まり、パスタ料理を習得するようになります。そして独立し、市内にお店をオープンするという流れが出来たようです。近隣の同業として競争することで、個々のお店のレベルアップにつながり、それぞれのお店が人気を得ていきます。

現在では、これらのお店で修業した若者がさらに独立し新規開業をしています。また、パスタの街として有名になった高崎に他地域からあえて乗り込んできてパスタで勝負をする、いわゆる「第4世代」と言われるお店も増えています。

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高崎発祥のパスタメニュー

高崎でスパゲティ・ボンゴレをオーダーすると、あさりの入ったスープスパゲティが出てきます。このスープスパのボンゴレは高崎が発祥といわれています。

1972年に、上述の「シャンゴ」で、ボンゴレを作る際に捨てていたあさりのゆで汁をスープに使用し始めたたのが始まりとのいわれています。当時、結構な話題になったようで大手食品メーカーが話を聞きにくることもあったそうです。ほかにも、辛口トマト味の「ベスビオ」は群馬で好まれる辛口味噌ラーメンをヒントに開発されたそうです。

高崎パスタはなぜ量が多いのか?

高崎のパスタは量が多いといわれますが、これは戦中戦後の食糧難を経験した「シャンゴ」の関崎氏に「美味しいものをお腹いっぱい食べてほしい」という希望があったためと言われています。
一般的にはスパゲティの1人前は80~100g前後が多いのですが、高崎では120~130gのお店が多いようです。

シャンゴのナポリタン1人前

キングオブパスタ

毎年11月頃に、市内のイタリア料理店などがパスタの味と魅力を競い合うイベント「キングオブパスタ」が開催され、出場各店舗が地元産の食材を使った自慢のメニューを提供し、来場者の投票で「キング」を決定します。
第12回目となる2020年は12月1日まで開催されており、19店舗が参加しました(どこが優勝したかは12月8日に発表予定)。下記からライブ配信で表彰式を見ることが出来ます。

キングオブパスタ

「マツコの知らない世界」で松田和也氏が高崎パスタを紹介

人気番組「マツコの知らない世界」の12月8日の放送で、高崎パスタが紹介されるようです。

【高崎パスタの世界】
群馬県高崎市のソウルフードとして知られる高崎パスタ!
そんな高崎パスタを全国区にするため市役所に勤める男性・松田和也さんが量が多くて美味いだけじゃない、女性にも人気沸騰中!
常識を覆す究極のパスタをご紹介!

高崎パスタは今、第4世代!?
めまぐるしい進化をとげている高崎パスタのお店を、第1世代からの変遷とともにご紹介!
最大の魅力は「巻き心地!」と語る松田さんオススメの絶品パスタ登場にマツコが唸る!

-番組ホームページより引用

 

群馬県では、高崎のパスタ以外にも、太田市の「上州太田焼きそば」、伊勢崎市の「伊勢崎もんじゃ」など、各地の特色ある「粉食文化」が地域振興の起爆剤として注目されています。